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薄氷を踏む

#33

那須島の策略により、“罪歌憑き”は数を増し、露西亜寿司周辺を取り囲んでいた。“ブルースクウェア”のメンバーも巻き込まれ、セルティのもとを訪ねた杏里は狩沢を救出しようと行動を始めた門田達と遭遇する。一方、臨也と静雄は殺し合いを繰り広げ、新羅はセルティへ想いを馳せる。事態は入り組み、拗れ、さらに混乱を極めていく。

「薄氷を踏む(はくひょうをふむ)」

「薄氷を踏むが如し」。きわめて危険なことのたとえ。(出典:ことわざ辞典)

『臨也と静雄を引き合わせるなんて、よくもまあ薄氷を踏むようなことをしたものだ』
「あれ? セルティまでそんなことを言うのかい? 面白いと思ったんだけどなあ…。なかなか同意してくれる人に出会えないものだね」