STORY

会うは別れの始め

#36

“ダラーズ”と一緒に自分を終わらせる――。帝人の決意とともに、池袋の夜空に銃声が響く。満身創痍となった臨也と静雄にも決着の時が迫る。そして池袋での記憶を失ってしまったセルティを前に、新羅が取った行動とは……。非日常に憧れた少年と、多くの者を巻き込んだ歪んだ愛の物語が、ついに終演に向かう……!

「会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)」

人と人とが出会えば、いつか別れる時が来る。つまり、会うことは別れることの始まりでもあるということ。(出典:ことわざ辞典)

「池袋の街で出会って、別れて、そしてまた出会って。振り返れば随分と色々なことがあったなあ。君の目にはどんな風に映ったかな? 僕たちの物語、どうか最後まで見守ってほしい」