STORY

水の流れと人の行末

#35

各勢力がひしめき混乱する街の喧騒と離れ、帝人と正臣は対峙する。拳銃を手にする帝人に戸惑いながら、正臣は必死の説得をつづけるが……。一方、セルティのもとへ向かう新羅はかさねと遭遇。かさねは新羅を拉致した理由を語る。そして門田達の前には泉井が現れ、帝人が現在“ブルースクウェア”のリーダーであることを告げ……。

「水の流れと人の行末 (みずのながれとひとのゆくすえ) 」

水の流れて行く先と、人の行く末とはどちらもはかり知ることができないということ。人生の定めがたいこと、前途がどうなるかわからないことのたとえ。(出典:大辞泉)

「運は天に在り…なんてのんびりするよりは、運を待つは死を待つに等し…ってな感じで、猪突猛進、突き進む奴ばかりのようだね、この街にいるのは。僕もその一人…ってことになるのかな? たとえ前途が見えなくたって、立ち止まる暇なんてないわけさ」